冬の花
年の瀬の息つく暇もないほどの慌ただしさの中で、思いもよらない発見に ほっとさせられることがあります。
玄関前のモチツツジ。
夕日に照らされて輝いていました。
そういえばモチツツジはこの時期にも咲くことがあるんだったと、予期していなかっただけ感動で心が温かくなります。
モチツツジは野生のツツジの中で最もポピュラーな種類でもありますが、秋にもわずかながら花が咲き、半落葉樹という微妙な存在で、紅葉も美しく、かつ冬でも色づいた葉を残し続けてくれるので、冬の野山の足元を彩り、庭でも寂しくなりがちな冬の景色にアクセントをつけてくれます。
ちなみに掛川市の小笠山は、山と渓谷社の樹木図鑑でも紹介されているほどの、全国有数の自生地です。
小笠山の特殊な土壌に適応して変化したコリンモチツツジという親指の先ほどの可憐で小さな花を咲かせる珍しい個体も見られます。
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