本能

NATURE DESIGN 木々

2016年10月22日 21:59

ストックしておいた植栽仕上げのマルチングバークを開封してみると、かなり細かくなっていて、完熟したバーク堆肥のようになっていました。

以前にもこんな事があったので、もしや思いと掘り返してみると…






出るわ出るわ丸々太ったカブトムシの幼虫。

やっぱりか… という思いです。



屋外に保管しているバークや堆肥にカブトムシが卵を産み付けるのは当然の事なので理解できます。

しかし、野ざらしにしているのではなく、袋に入れて保管していました。
前回の時はビニールの袋入りのバークに、メスが袋を破って侵入。
今回は丈夫なフレコンに入れて、さらに農業用ビニールを被せて保管していました。

それでも突き破って侵入したということになります。

驚くのは分厚いビニールで二重に覆われていて、視覚的にも露出していないにもかかわらず、おそらく嗅覚だけで中身が産卵に適した物だと確信して、厚手のビニールと丈夫なフレコンまで突き破って侵入する体力と執念。
子孫を残すという野生の本能の凄まじい強さを感じました。

人間の常識では計り知れない能力や感覚を、動物たちは持っているんだと、改めて感心しました。

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