360°
景色というものは当然どこから見るのかで、その見え方は変わってきます。
通常の住空間に植栽をする場合、大抵 庭側からの視点、家側からの視点の2点に重点を置いておけば、特に問題なく「見れる」景色を作る事が出来ます。
しかし広い面積で、視点が360°の全方向からとなると、普段の感覚で構成するとやはりバランスに偏りがでてしまう。
強弱、濃淡、バランス。広い面積になって個々にとらわれすぎるとゾーンごとに主張しあって、自然な空間であるべきなのに逆に息が詰まってしまう。
広いからこそあまり作り込まないで、全体としても一つに見えるように、休憩時間はいつも遠目からお茶を頂きながら じっくりゆっくり進んでいます。
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